歯科における国際交流

こんにちは。 今回は以前予告した「ＡＰＤＳＡ」について書きたいと思います。 ＡＰＤＳＡとは、『Ａｓｉａ　Ｐａｃｉｆｉｃ　Ｄｅｎｔａｌ　Ｓｔｕｄｅｎｔｓ’　Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ』つまり、『アジア太平洋歯科学生会議』の略称です。ＡＰＤＳＡはアジア太平洋地域の歯科医学生の国際交流団体で、毎年夏に一週間ほど、主催国で行われる本大会に参加することで、学生レベルでの交流を深めています。 ＡＰＤＳＡの目的は ・歯科学の研究において、プロ意識を浸透させ、興味を発展させること。 ・諸外国からの参加者と互いに知的に刺激し、知識を交換し合い、文化を探求すること。 ・どんな政治的影響があろうとも、将来のパートナーである学生間の交流を深めること。 加盟国は、 Ａｕｓｔｒａｌｉａ、Ｊａｐａｎ、Ｓｏｕｔｈ　Ｋｏｒｅａ、Ｃａｍｂｏｄｉａ、Ｍａｌａｙｓｉａ、Ｔｈａｉｌａｎｄ、Ｎｅｗ　Ｚｅａｌａｎｄ、Ｆｉｊｉ、Ｖｉｅｔｎａｍ、Ｈｏｎｇ　Ｋｏｎｇ、Ｔａｉｗａｎ、Ｉｎｄｏｎｅｓｉａ、Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ 日本からも毎年多数の歯科大生が参加されています。 卒業されて歯科医師となった先生も参加可能です＾＾

これは２０１５年８月に行われた台湾大会の時の集合写真。 アジア太平洋の国々から約４００名、日本からは７０名近くが参加しました！

これが九州から参加したメンバーの写真。 この時は台風の影響で飛行機が７時間遅れて大変でした。。。

Opening　Cermonyの様子。

大会期間中は１０人程度のグループに分かれて観光したり、食事に行ったり。 だいたいみんな英語で話すのですが、中華圏の人が多いので（台湾、香港、シンガポール、マレーシアなど）中国語もよく飛び交います。 海外の参加者の中には日本語が上手な方が何人かおられて、そういう方がグループ内にいるとすごく助かります♪ でも、英語が多少カタコトでもすぐにみんなと仲良くなれます。

仲良くなればみんなで乾杯！ こういう文化は国によっても大差はないみたいですね（宗教上飲めない方もおられますけど）。

遊びばかりじゃなく、勉強もちゃんとあります。 ＳＲＣ（Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ　Ｒｅｓｅａｒｃｈ　Ｃｏｍｐｅｔｉｔｉｏｎ）は学生による研究発表で、学生自身が自国で研究してきた内容を英語でプレゼンテーションします。コンテスト形式で、研究の目的・方法・アイディアなどにより採点されます。ＳＲＣでは、各国学生のモチベーション、ポテンシャルの高さを伺い知ることができ、学術プログラムの花形と言えます。 写真は２０１５年のＳＲＣポスター部門で１位だった鹿児島大学のＳくん。

これは２０１６年のシンガポール大会のポスター部門で１位だった鹿児島大学のＫさん。 近年日本人参加者がＡＰＤＳＡでこういった研究発表を行い、かつ結果を残していることはすごい事だと思います。

前回もＵＰしましたが、これは２０１５年の台湾大会での私のオーラルプレゼンテーションの様子。 いやぁ…この場に来るだけでも大変だったのに（研究論文を書いて、その内容による予選もあった）、本番はガチガチに緊張しちゃいました。 でもいい経験させてもらえましたよ＾＾ ご指導いただいた当時の研究室の先生方には感謝の言葉しかありません！ APDSAを通じて各国の歯科事情、特に学生の勉強に対する意識の高さをこれでもかというくらい感じることができます。 日本の歯科の学生も頑張らねば！という気にさせられます。 （その気持ちがいつまで続くのかは個人差ありますけど）

そして参加した先生方も講義をされます。 これはインドネシアからこられたＡ先生の講義の様子。 ちなみに先生は日本語ペラペラです！

でもやっぱＡＰＤＳＡは楽しみたいものです＾＾ ２０１３年はインドネシアのバリ島で開催されました。 この写真は最終日にスキューバダイビングしたときのもの。

タナロット寺院にも行きました＾＾

そしてClosing　Ceremony＆Culture Nightではそれぞれの国の民族衣装に身をまとい、参加します。

会場はこんな感じです。 学生主体といえども、国際的なイベントですので、かなり盛大に行われています。

各国の代表者が集まって集合写真。 さて、ここからはAPDSA最大のイベントであるCulture　Nightについて。 Culture　Nightとは簡単に言えば国別対抗のパフォーマンス大会です。 ここで目立つとイベント終了後に「一緒に写真撮って下さい！」なんてたくさん声をかけてもらえるわけで…（笑）

タイはムエタイのパフォーマンスを披露！

この年主催国の台湾は…何やらゴージャスに！

対する日本は３部構成で！ まずは日本の伝統的な踊り「東京音頭」を参加者全員で披露。

続いて鹿児島大学のメンバーがHKT４８の「スキスキスキップ」を披露！ 女装したメンバーも「キモかわいい」ということで、後で写真をたくさん撮られたそうです（笑）

最後は忍者に扮したメンバーで忍たま乱太郎の「勇気１００％」のダンス＆アクロバットのパフォーマンス。 同時に後ろのスライドには東日本大震災の際に義援金をくれた各国（特に世界最多の義援金を送ってくれた台湾）への感謝の言葉を一人ずつ書いた画像を披露。

パフォーマンス後の集合写真。 なんと日本は４年ぶりに優勝しました！＾＾

終了後、 愉快な台湾の仲間たち＾＾

韓国の女の子たちはチマチョゴリで。

もう最後はいろんな国のメンバーが一緒に写真に！

さらに仲良くなったメンバーでホテルの部屋で飲み会！ 飲みながら話すことはそれぞれの国で勉強してる歯科の事、趣味、お互いの国の事、恋バナなどなど…

（あくまでも英語です！）

ここで仲良くなったメンバーとはその後ずっと連絡を取り合ったり、さらにお互いの国に行ったときに会って遊んだりします。 卒業後も国際学会で会ったなんて話もよく聞きます。 もちろん日本国内のメンバーも交流があり、定期的にミーティング等を行っています。

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